
傷あとをなくしたいという方が多いのですが、現状では残念ながら傷あとを完全になくすということはできません。しかし、きれいな細い傷あとにする、ぼかし効果を使った縫い方をする、変形を残さない、色味を落とすといったことに注意して傷あとを修正することで、かなりの改善が見込まれます。
幅をもった細長い傷あとです。縫うほどでもなかった傷をそのまま治したり、外傷後の縫合あと、リストカットの傷あと、手術あとなどといった線状痕として残ったもので、見た目だけでなく、ひきつれを起こしていたりもします。
のちのち細い傷あとになったとしても、長い一本の傷あとというのは場所によってはとても目立ち、また不自然なしわの原因になったりします。そのような場合は必要に応じて傷の向きそのものを複雑に変えることによって、目立たなくしていきます。
やけどのあと、根性焼き、挫創後の傷痕などがあげられます。また一度めくれ上がった皮膚・皮下組織をもとの位置に縫い合わせると、めくれ上がったもの全体が膨らんでくる弁状瘢痕と呼ばれる独特な傷あとを作ることもあります。単純縫縮ができれば一番いいのですが、必要に応じて、皮弁法や植皮を組み合わせて改善していきます。
傷が盛り上がった傷あとを指します。この盛り上がりはあくまでも傷の範囲を超えないもので、ケロイド瘢痕とは区別して考えます。帝王切開後などのおなかの傷あとや足の傷あとといったところに多い傷あとです。ステロイド注射や内服薬で済むものもありますが、きれいな傷あとを目指すのなら、改めて縫い直す必要があります。
もともとの傷あとを超えて、最初はみみずばれのような張りのある傷が、年々拡大する傾向にあるもので、肥厚性瘢痕とは区別して考えます。体質によるもので、できない方とそうでない方に分かれることが知られています。また好発部位があり、同じ人でもどこでも必ずケロイドになるというものでもありません。耳たぶのピアス穴開けをきっかけにできたり、お腹の手術あとでおへそ近くは問題ないのに陰毛にかかった部分のみがケロイド状に盛り上がったりすることがあります。
安易に全部とろうとして切除縫縮を行うと、ケロイド範囲を広げることにつながる恐れがありますので、腫瘍内切除といい、あくまでも正常皮膚は切らずにケロイド範囲を小さくしたうえで、必要に応じて保存療法(ステロイド注射、内服、外用、圧迫)を続けていきます。
瘢痕を切り取り、縫い合わせていきます。縫い合わせる際、わざと縫いしろを盛り上げ(場所により程度に差をつける)、半年後には一本の髪の毛の程度の傷幅になるように仕上げていきます。

皮弁形成術とは、皮膚と皮下組織の血流を保ったまま別の場所へその組織を移動させることをいいます。何種類もの確立された皮弁法があります。それらを使い分けることにより、一方向に皮膚を縫い寄せることで起きる変形を予防したり、ひきつれを改善したり、傷の方向を変えることでぼかし効果をねらったりします。工夫することで出来上がりの傷の形を変えることができますが、これらはケースバイケースで使い分けていき、常にどれが優れているというものでもありません。どうしたら傷が服に隠れるか、皮ふに余裕をもたせるにはどうしたら良いか、利用価値のとても高いテクニックであり、形成外科医のセンスが問われる一瞬でもあります。
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実際に測った長さをLとし、個々の数式に当てはめてください。
半角英数字で長さLを入力します。【計算】ボタンをクリックすると、税込の費用が表示されます。

手術以外の治療法です。保存療法のみが行われたり、手術と併用して行ったりします。

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| 診療内容 | 備考 | 費用(税込み/円) | |
|---|---|---|---|
| 傷跡修正(切除縫縮法) (顔を除く) |
4×√L-1 (顔、手首より下は1.5倍) |
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| 切除皮弁形成術 (顔を除く) |
6×√L-1 (顔、手首より下は1.5倍) |
||
| ステロイド注射 | 1回 | 4,200 | |
| 内服薬(リザベン) | 1ヶ月分 | 4,200 | |
| ヒルドイド軟膏 | 1本(25g) | 1,050 | |
| ドレニゾンテープ | 1枚(10×7.5cm) | 420 | |