
まぶたにできる黄白色のできもの。
眼瞼黄色腫(がんけんおうしょくしゅ)とは、まぶたにできる黄白色の良性皮膚腫瘍のことで、皮膚に脂質が蓄積することで生じます。
中高年以降の方に多く、特に女性にみられ、約70%が上まぶたに発症するといわれています。
主な原因は、皮膚へのコレステロール沈着で、高脂血症(高コレステロール血症)が背景にあることが多いものの、必ずしも全ての方に当てはまるわけではありません。
そのため、脂質代謝異常や高コレステロールに対する医療的アプローチも重要になります。
眼瞼黄色腫は痛みのないことがほとんどですが、見た目の悩みにつながったり、サイズが大きくなるとまぶたの圧迫感を感じる場合があります。
治療には外科的切除、液体窒素治療、レーザー治療などさまざまな方法がありますが、当院ではエルビウムヤグレーザーを用いた治療を行っております。

眼瞼黄色腫は、悪玉コレステロールなどの脂質が関与するとされており、脂質異常症や高脂血症の方に発症しやすい傾向があります。脂質を取り込んだ細胞が皮膚の真皮層に蓄積することで、黄色味を帯びた隆起(黄色腫)が形成されます。
とはいえ、眼瞼黄色腫があるすべての方が高脂血症というわけではありません。体内の脂質バランスだけでなく、外的刺激や炎症によって血中脂質が一時的に上昇し、それが引き金となって眼瞼黄色腫が生じるケースもあります。

エルビウムヤグレーザー
当院では、眼瞼黄色腫の治療にエルビウムヤグレーザーを使用しています。
エルビウムヤグレーザーは、水分への吸収率が炭酸ガスレーザーの約10倍と高く、低エネルギーでも皮膚内の水分に十分反応します。
そのため、熱が広がりにくく、周辺組織へのダメージを最小限に抑えながら、必要な部分だけを精密に蒸散させることが可能です。
当院ではホクロ除去にも同じエルビウムヤグレーザーを使用しており、ダウンタイムが短く、治癒も早く、傷跡がきれいに仕上がる点が特長です。
眼瞼黄色腫の治療では、照射後に患部が一時的に凹むことがありますが、軟膏と保護テープによって徐々に皮膚が再生していきます。
個人差はありますが、3ヶ月ほどで皮膚が自然に盛り上がり、赤みも落ち着いていきます。治療後の赤みや炎症性色素沈着が出ている期間は、紫外線対策をしっかり行うことがとても重要です。

| 所要時間 | 10~15分程度(1ヶ所につき) |
| 通院 | なし |
| 痛み | ほとんどありません |
| 腫れ・傷跡・赤み等 | 腫れ・出血・痛みは2~3日で落ち着いていきます。 |
| 洗顔 | 翌日より患部を擦らなければ可能です。 |
| シャワー・入浴 | 当日から可能ですが入浴は数日間お控えください。 |
| メイク | 患部は7~10日間、軟膏+テープ保護が必要です。 |
| 注意事項 | ・アルコールは3日間控えてください。 ・治療部位は紫外線予防をしっかり行ってください。 |
赤みや内出血を隠すためのコンシーラー
眼瞼黄色腫はエルビウムレーザーで治療できますか?
はい。エルビウムヤグレーザーを当院では、主にほくろ・イボ除去に使用していますが、傷跡が目立ちにくく、傷の治りも早いため眼瞼黄色腫の治療においても使用可能です。
眼瞼黄色腫の治療において、エルビウムヤグレーザーと炭酸ガスレーザーは何が違うのでしょうか?
眼瞼黄色腫は、まぶたの深い層まで及んでいることが多く、しっかりと組織を削り取る必要があります。
エルビウムヤグレーザーは炭酸ガスレーザーよりも水分への吸収率が高いため、ターゲット部分だけに反応しやすく、周囲の皮膚への熱ダメージを最小限に抑えることができます。
その結果、しっかりと削ることができ、治療後の回復も早いというメリットがあります。
眼瞼黄色腫の治療は切除法とレーザーではどちらが良いですか?
簡単に言うと、眼瞼黄色腫は大きさや広がりによって適した治療法が異なります。
サイズが大きい、または広範囲に及んでいる場合は、エルビウムヤグレーザーでの治療が適しているケースが多くなります。
大きな眼瞼黄色腫を外科的に切除すると、皮膚が不足してつっぱり感が出たり、まぶたの形や目元の印象に影響が出てしまうことがあります。一方、小さく、切除しても皮膚の余裕が保てる程度であれば、切除が選択されることもあります。
そのため、小さなものは切除、広い範囲に広がっているものや大きなものはエルビウムヤグレーザーが向いているとお考えください。
眼瞼黄色腫の治療は1回で完全に治りますか?
眼瞼黄色腫は、1回の治療で改善が期待できることもありますが、再発しやすい疾患とされています。これは、黄色腫が皮膚の深い層まで及んでいる場合があることや、体質的な脂質代謝異常が関与しているためです。
万が一再発した場合でも、再度治療を行うことは可能ですので、過度にご心配いただく必要はありません。
レーザーの眼瞼黄色腫治療は痛みがありますか?
治療前に局所麻酔を行うため、レーザー照射中に痛みを感じることはほとんどありません。ご安心ください。
施術後、麻酔が切れてくると、ヒリヒリとした軽い痛みを感じる場合がありますが、多くは一時的なものです。
レーザーで眼瞼黄色腫を除去した後の傷跡は?
エルビウムヤグレーザーは、炭酸ガスレーザーなどと比べて熱によるダメージが少ないため、目立つ傷痕(瘢痕)が残りにくい治療法です。
ただし、すべての方においてリスクがゼロというわけではないため、治療内容を十分にご理解いただいたうえで受けていただくことが大切です。
治療直後は赤みや一時的な色素沈着がみられることがありますが、時間の経過とともに数ヶ月かけて徐々に落ち着き、目立ちにくくなっていきます。
※ 表示価格はすべて税込表示となっています。
※ 当院は自由診療のクリニックです。
※ 保険診療は行っておりません。
| 治療内容 | 料金 | |
| 眼瞼黄色腫 | 1mm | 6,600円 |
| 10mm~20mmまで | 1ケ 66,000円 | |
| 処置セット(日焼け止め・テープ・軟膏・石鹸) /再発時保証付き |
8,200円 | |
*再発時保証付の場合、通常の半額の料金で治療を行います。
*別途麻酔代 1,100円/回がかかります。